人により異なる体内時計と睡眠

疲れが溜まってしまったときには十分な睡眠時間を取ると回復できることが多い。

睡眠時間を長くするのはそのタイミングでは効果的だが、人によってはその翌日以降がかえって辛くなってしまう場合がある。

昼間に眠くなってしまったり、夜になっても眠れなくなったりするのが典型的な問題だろう。

この際に考えてみると良いのが睡眠時間の延ばし方である。

早めに就寝して普段と同じ時間に起きる方法、就寝時刻は同じにして遅くまで眠っている方法、その中間を取って早めに寝て遅めに起きる方法を選べる。

このうちでどれが自分にとって適しているかを試行錯誤してみると良い。

人の体内時計は正確に24時間で刻まれているわけではなく、やや短い人もいれば長めの人もいる。

その個人差によって早めに就寝した方が良いか、遅くまで眠っていた方が良いかが異なる。

もともと体内時計の一日のサイクルが短い人の場合には早めに眠った方が自然な眠りを催しやすい。

逆に一日のサイクルが長いリズムを持っている人の場合には早めに眠ろうとしても寝付けなくなってしまいがちである。

ほとんど24時間という人の場合にはどちらにも適応できることが多いが、睡眠リズムを大きく崩さないようにするにはやや早めに寝て遅めに起きるというパターンを選んだ方が無難だろう。

自分がどれに該当するかは試行錯誤をしてみるとわかりやすい。

最も楽に翌日以降を過ごせるのがどれかを確認しておくと、本当に疲れたときに役に立つ。